男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

レセプト点検です。アコファイド。世界初の機能性ディスぺプシア(FD)治療薬について

先日に続いてレセプト情報を掲載します。

半年くらい前から自分の働いている病院では処方される人が増えてきましたアコファイドですが、4月に消化器科のDrが変わってから処方される患者さんが増えてきました。新薬の14日制限の期限が発売1年が過ぎたので増えたのかもしれません。

世界初っていう響きが良いですね(笑)

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アコファイドについて(日経メディカルより)

機能性ディスペプシアFD)は、機能性消化管障害の国際的診断基準であるRome基準により定義されている。2006年に改定されたRomeIII基準では、「6カ月以上前から症状があり、最近3カ月間はつらいと感じる食後のもたれ感、早期飽満感、心窩部痛及び心窩部灼熱感のうち、1つ以上の症状があり、かつその原因となりそうな器質的疾患が確認されていない場合」とされている。

 FDは致死的疾患ではないものの、患者のQOLに対して大きな影響を及ぼし、また症状が一度改善しても再発を繰り返すことが多いため、病悩期間が長期に及ぶことが問題となっている。さらに病因がいまだ十分に解明されておらず、その治療法も確立していない。これまでは、患者の症状に応じて、H2受容体遮断薬、プロトンポンプ阻害薬、消化管運動改善薬を単独もしくは併用する対症療法が中心だった。

 今回承認されたアコチアミドは、世界で初めてFDの適応を取得した消化管運動機能改善薬である。アセチルコリンエステラーゼ(AChE)を阻害することで、コリン作動性神経終末から遊離させるアセチルコリン(ACh)の分解を抑制し、胃前庭部及び胃体部におけるAChによる収縮や運動を増強させる。その結果、FD患者における胃前庭部の運動亢進作用や、胃運動低下改善作用が期待できる。

なお、本薬の投与に際しては、上部消化管内視鏡検査などで悪性疾患(胃癌など)を除外することが必要である。またFDにおける心窩部痛や心窩部灼熱感には、有効性が確認されていないことにも留意しておかなければならない。


また長いですね。
添付文章もつけておきます(https://www.astellas.com/jp/corporate/news/pdf/130605_1_Jp.pdf


簡単に言うと、「検査しても胃に消化性潰瘍や癌などの器質的疾患が認められないにもかかわらず、胃もたれや胃痛などのつらい症状があらわれる機能性疾患=機能性ディスペプシア」に対する薬ってことですね。

そこで今日の問題なんですが、胃がんのため手術をした患者さん(病名:胃がん術後)にアコファイドを処方していたのです。これはOKなのかNGなのか不明でした。医事課内でも判断が分かれましたが既に処方されてしまっているので、病名に①胃がん術後②機能性ディスペプシアとして請求してみることにしました。

はたして、胃がん術後には認められるのでしょうか?3ヶ月後が楽しみですね。査定来ないと良いです。結果がわかったら報告しますね。


医療事務員必須です。

守備範囲が広くなります。