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男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

ヘリコバクターピロリ感染症の再発?レセプト病名と算定の注意点。

はい。どうも佐々木です。今日はヘリコバクターピロリ菌について書きます。

ヘリコバクターピロリ感染症は保険算定するためにルールがあるので医療従事者泣かせの検査ですよね。医師もよくわかっていないので医事課に連絡が多々あります。

今回は、過去にヘリコバクターピロリ感染症だった患者さんの話です。この患者さんは1年前に2次除菌で成功したのですが、なぜか再発していました。

そもそも「ヘリコバクターピロリ菌って再発するの?」「レセプト・病名になんて書けば良いの?」って話です。

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まず、ヘリコバクターピロリ菌ってなんだろう?

ピロリ菌は胃の粘膜にすみつく悪い菌です。

主に胃や十二指腸などの病気の原因と言われ、除菌しない限り胃の中に棲みつづけます。

さらにピロリ菌の感染が続くと感染範囲が「胃の出口」の方から「胃の入口」の方に広がって、慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)がすすみます。この慢性胃炎が、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がん、さらには全身的な病気などを引き起こすおそれがあることが明らかになってきました。

ヘリコバクターピロリ菌の感染経路はよくわかっていません(゚ロ゚;)エェッ!?

一番の有力なのは、幼少期に口からの感染です。飲み水や食べ物で口から体内に入ると考えられているそうです。

幼児期の胃の中は酸性が弱く、ピロリ菌が生きのびやすいためです。そのため最近では母から子へなどの家庭内感染が疑われていますので、ピロリ菌に感染している大人から小さい子どもへの食べ物の口移しなどには注意が必要です。

詳しくは下記を参照してください。いろいろ書いてあります。

ピロリ菌のお話し.jp  http://www.pylori-story.jp/

ヘリコバクターピロリ菌に感染しても大丈夫。薬で除菌できます。

胃がんの恐れもあるヘリコバクターピロリ菌ですが、薬を飲めば高確率で除菌することができます。

1回目の除菌療法の成功率は75%、2回目の除菌療法までなら成功率は95%を超えます

1回目の除菌療法で除菌できなかった場合は、再び7日間かけて薬を飲む、2回目の除菌療法を行います。2種類の「抗菌薬」のうち1つを初回とは別の薬に変えて、再び除菌を行います。この方法で行うと、2回目の除菌療法も、正しくお薬を服用すれば約85%を超える確率で成功します。
1回目、2回目の除菌療法を合わせた除菌率は95%を超えます。

最後に保険算定・レセプト点検・レセプト請求の注意事項です。

2回の除菌で95%が成功しますが、逆に言えば5%は失敗します。

そんな人はどうするのでしょう?3回目は出来ないのでしょうか?

それはですね。3回目は自費になりますが除菌はできます。自費での除菌の話は保険算定の話になりますので算定本を読んでみてください。また別の機会に書きたいと思います。

さて、本日の議題の「ヘリコバクターピロリ菌って再発するの?」「レセプト・病名になんて書けば良いの?」って部分です。

まず、ヘリコバクターピロリ菌って再発します。自分が働いている病院でははじめてですが再発した患者さんがいました。

ただ、これについては二つの再発があるので注意が必要です。

  1. そもそも、除菌が完全に成功していなかったため、残っていたヘリコバクターピロリ菌が増えていったもの
  2. 除菌は成功したが、その後再びヘリコバクターピロリ菌に感染した

再燃と再感染って言うらしいです。1が再燃で2が再感染ですね。

次にレセプト・病名になんて書いたかと言いますと、もう素直に「ヘリコバクターピロリ感染症の再発」にしました。それ以外に書きようがなかったので。

ドクターに確認しに行っても「良いんじゃない?」と言ってましたので(゚ロ゚;)エェッ!

まぁ、査定や返戻が来ないことを楽しみに待っているとします。

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