男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

前立腺がんにおけるカソデックス。病名とレセプト注意事項。オダインとザイティガ。

前立腺癌のお勉強シリーズです。前回までは前立腺癌の注射で、リュープリン、ゾラデックス、ゴナックスについて書いてきました。今回は処方薬(飲み薬)のカソデックス、オダイン、ザイティガ等について書いてみたいと思います。

泌尿器科がある病院では必須の知識ですね。

 
【関連記事】

  1. リュープリン皮下注射(一般名:リュープロレリン酢酸塩)。前立腺がん病名とレセプト。
  2. 前立腺癌治療剤「ゴナックス皮下注用」(一般名:デガレリクス酢酸塩)レセプトと病名
  3. ゾラデックス(ゴセレリン)に対する病名&レセプト注意点について。

 

f:id:sasakimaruo:20160429181331j:plain

レセプト点検で必要な病名は前立腺癌です。

まずは大事なこと。

レセプトで必要なのは「前立腺がん」病名です。これだけは必須です。

では、いろいろと書く前におさらいです。医療事務としてやるべき事はなんでしょうか?

それは、「正しいレセプトを作成し請求してお金をもらう事」です。なので、これから書いてあることは知らなくても問題ありません。

特にこれから医療事務を目指そうとか、経験が浅い人は目的を見失うと大変なことになります。医療事務なのに知識ばっかりの人や、医療事務として必要ない知識まで覚えようとして難しく考えて自滅して行く人がいます。

溜め込んだ知識が腐ることもあります。

なので、レセプト点検時や病名点検時にこれらの薬が処方されていれば、「前立腺癌」の病名で間違いではありません。

前立腺がんの処方で一番多いのはカソデックス(一般名:ビカルタミド)です。

他の病院や平均的な事は知りませんが、僕が働いている病院の泌尿器科で一番処方されているのはカソデックス(一般名:ビカルタミド)です。たぶん前立腺癌の患者さんの8割くらいはカソデックスが処方されています。

残りはザイティガ(一般名:アビラテロン酢酸エステル)になります。

オダイン(一般名:フルタミド)やイクスタンジ(一般名:エンザルタミド)はほとんど処方されません。処方薬については医師が判断しますので好みの問題もあるのかもしれませんね。

とにかく病名「前立腺がん」をつける事だけは忘れないようにしましょう。

自分が働いている病院で処方される割合
  1. カソデックス(一般名:ビカルタミド) 80%
  2. ザイティガ(一般名:アビラテロン酢酸エステル)18%
  3. オダイン(一般名:フルタミド) 2%
  4. イクスタンジ(一般名:エンザルタミド)2%

少しだけ注意事項も書いておきます。

カソデックス(一般名:ビカルタミド)とオダイン(一般名:フルタミド)の場合

抗血栓薬のワルファリン(ワーファリン)と併用していた場合は、ワルファリン(ワーファリン)の作用を増強するおそれがあるため注意が必要です。レセプト点検時に発見した場合は詳記をつけておくと良いですね。

イクスタンジ(一般名:エンザルタミド)の場合

この薬には、痙攣発作の可能性がある性質があります。てんかん等、けいれん性疾患のある人は注意が必要です。この場合も詳記があった方がいいとおもいます。

ザイティガ(一般名:アビラテロン酢酸エステル)

原則、去勢術のもとステロイド薬のプレドニゾロンと併用します。プレドニゾロンと併用するのは、副作用(高血圧、低カリウム血症、浮腫)を軽減するためです。

最後に添付文章のリンクです。勉強好きな人はどうぞ(´∀`*)

1、カゾデックス
2、ザイティガ
3、オダイン
4、イクスタンジ