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男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

K044骨折非観血的整復術の同日2回実施について

K044骨折非観血的整復術について書きたいと思います。

今月のレセプト点検にて同日2回実施して算定しているのを発見しました。

 



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K044骨折非観血的整復術とは?

骨折の治療方法はいろいろありますが、大きく分けて骨折非観血的整復術と骨折観血的手術に分けることが出来ます。骨折非観血的整復術と書くと難しく感じますが、簡単に言うと血を見ないで行うかの違いです。

骨折非観血的整復術は「非観血的」と書くので、皮膚を切開しないで骨折部を治す治療法です。カルテには「徒手整復」や「整復」と書いてある事が多いです。

僕は骨折をしたことはありませんが、骨がずれている場合の整復はとても痛いそうです(;´Д`)

K044骨折非観血的整復術の病名と算定方法

まずは、お馴染み算定本にはなんと書いてあるか確認しましょう。ページは632ですよ。

K044 骨折非観血的整復術

1 肩甲骨、上腕、大腿 1,600点
2 前腕、下腿 1,780点
3 鎖骨、膝蓋骨、手、足その他 1,440点

通知

(1) ギプスを使用した場合にはギプス料を別に算定できる。

(2) 著しい腫脹等によりギプスを掛けられない状態にあるために徒手整復のみを行った場合についても、骨折非観血的整復術により算定できる。その際に副木を使用した場合には、当該副木の費用は別に算定できる。

(3) 徒手整復した骨折部位に対して2回目以降の処置を行った場合は、区分番号「J000」創傷処置における手術後の患者に対するものにより算定する。

骨折非観血的整復術については難しい事は書いてありませんね。病名も骨折でOKです。

同日2回実施について

さて、レセプト点検時に発覚したのですが、同日2回実施をしている患者さんがいました。

理由としては、未就学児3歳の子供で朝保育園で転倒して緊急来院。そのまま骨折非観血的整復術実施。しかし、子供なので痛さと不安で大泣きで暴れました。しかたなくそのまま帰宅。

同日、お昼ころ落ち着いたので再来院。そこで骨折非観血的整復術を実施したと言う流れです。

さて2回の算定はOKでしょうか?

正解は算定不可です。通知の3にも書いてありますね。

(3) 徒手整復した骨折部位に対して2回目以降の処置を行った場合は、区分番号「J000」創傷処置における手術後の患者に対するものにより算定する。

算定本をしっかりと確認したので返戻・査定にならなかったです。

それに過去の査定リストを確認していたら2回算定して査定されていた事例がありました。 何事も自分の頭だけに頼らず算定本で確認する事が大事ですね。