男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

難病外来指導管理料の算定時に長期投薬加算は算定できる?

難病外来指導管理料と長期投薬加算は一緒に算定できるんでしょうか?

難病と特定疾患両方の病名を持っている患者さんって多いです。今月新人が困っている部分でしたので書いておきます(*・ω・)ノ

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まずは結論から。難病外来指導管理料と長期投薬加算は一緒に算定できません。

ちゃんと算定本を読めばわかりますが解説します(・∀・)つ。
難病外来指導管理料と長期投薬加算は一緒に算定できません。

ではそれぞれ理由を書いておきます。

難病外来指導管理料の算定要件を確認しましょう。

いつもの通り医療事務必須の算定本を確認しましょう。

B0017難病外来指導管理料 270点

  1. 入院中の患者以外の患者であって別に厚生労働大臣が定める疾患を主病とするものに対して、計画的な医学管理を継続して行い、かつ、治療計画に基づき療養上必要な指導を行った場合に、月1回に限り算定する。
  2. 区分番号A000に掲げる初診料を算定する初診の日に行った指導又は当該初診の日から1月以内に行った指導の費用は、初診料に含まれるものとする。

なんで、算定本はいつもいつも遠回しの表現なんでしょうか…。厚生労働大臣が定める疾患とはどんなもの?自分が働いている病院では以下のような患者さんがいます。

  • パーキンソン病
  • 悪性関節リウマチ
  • 潰瘍性大腸炎

他にもありますがこんな感じです。すべての病名を知りたい人は厚労省のサイト(PDF)を参照してください。働いている病院でもあてはまる疾患があるかもしれません。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000065039.pdf

長期投薬加算と一緒に算定出来ない理由。

長期投薬加算の算定条件も調べてみましょう。

5 診療所又は許可病床数が200床未満の病院である保険医療機関において、入院中の患者以外の患者(別に厚生労働大臣が定める疾患を主病とするものに限る。)に対して薬剤の処方期間が28日以上の処方を行った場合は、月1回に限り、1処方につき65点を加算する。ただし、この場合において、同一月に注3の加算は算定できない。



どうです?わかりましたか?
難病外来指導管理料と長期投薬加算は併算定不可なんでしょうか?

正解は、難病外来指導管理料は難病(例:パーキンソン病)を主病にする患者さんに算定するもので、長期投薬加算は特定疾患(例:高血圧)を主病にする患者さんに算定するものです。両方とも算定要件に「主病である事」と書いてあります。

なので、2つの病名を主病にして管理することは基本的にはできませんので算定も出来ないという事になります。