男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

難病外来指導管理料と長期投薬加算について。

医学管理の算定要件は複雑で難しいですよね(*・ω・)ノ

何回も算定本を読んでいても分からない事もあります。今日は難病外来指導管理料と長期投薬加算について書いてみたいと思います。

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難病外来指導管理料と長期投薬加算は同時算定は基本的には不可能です。

最初に答えを書いておきます。

難病外来指導管理料と長期投薬加算は同時算定は基本的には不可能です。

なぜならば、難病外来指導管理料も長期投薬加算も、それぞれ主病に対する管理加算を行った時に算定できるものだからです。

以前書いたように特定疾患療養管理料とは同時算定はできませんので同じ原理です。
【関連記事:特定疾患療養管理料(医学管理)は基本です。まとめてみました。 

それでは、それぞれの算定要件を確認していきましょう。

難病外来指導管理料とは?

みんなの大好きな算定本を参照します(*・ω・)ノ
(長いので一部抜粋します。)

B001 7 難病外来指導管理料 270点

4 区分番号B000に掲げる特定疾患療養管理料又は区分番号B001の8に 掲げる皮膚科特定疾患指導管理料を算定している患者については算定しない。
通知
(1) 難病外来指導管理料は、別に厚生労働大臣が定める疾病を主病とする患者に対して、治療計画に基づき療養上の指導を行った場合に、月1回に限り算定する。
(2) 第1回目の難病外来指導管理料は、区分番号「A000」初診料を算定した初診の日又は退院の日からそれぞれ起算して1か月を経過した日以降に算定できる。
(3) 別に厚生労働大臣が定める疾患を主病とする患者にあっても、実際に主病を中心とした療養上必要な指導が行われていない場合又は実態的に主病に対する治療が行われていない場合には算定できない。
(5) 電話等によって指導が行われた場合は、難病外来指導管理料は算定できない。

これでもちょっと長いですね。

大事なのはここです。

(1) 難病外来指導管理料は、別に厚生労働大臣が定める疾病を主病とする患者に対して、治療計画に基づき療養上の指導を行った場合に、月1回に限り算定する。

そうです。厚生労働大臣が定める疾病を主病とする患者に対して算定できる管理料となります。

長期投薬加算について

ではこちらも算定本を確認してみましょう。

5 診療所又は許可病床数が200床未満の病院である保険医療機関において、入院中の患者以外の患者(別に厚生労働大臣が定める疾患を主病とするものに限る。)に対して薬剤の処方期間が28日以上の処方を行った場合は、月1回に限り、1処方につき65点を加算する。ただし、この場合において、同一月に注3の加算は算定できない。

そうなんです。こちらも厚生労働大臣が定める疾病を主病とするものに対して算定します。

本日のまとめ

上記の通り、難病外来指導管理料と長期投薬加算は同時算定できません。これが基本ルールです。

なので、仮に高血圧症(特定疾患)と潰瘍性大腸炎(難病)病名を持っているとします。受診した際に高血圧症と潰瘍性大腸炎の両方の薬を処方したとしたら「潰瘍性大腸炎(難病外来指導管理料)」を算定します。

理由は簡単です。特定疾患療養管理料&長期投薬加算よりも難病外来指導管理料の方が点数が高いからです。

 厚生労働大臣が別に定める疾患

結核
悪性新生物
甲状腺障害
処置後甲状腺機能低下症
糖尿病
スフィンゴリピド代謝障害及びその他の脂質蓄積障害
ムコ脂質症
リポ蛋白代謝障害及びその他の脂(質)血症
リポジストロフィー
ローノア・ベンソード腺脂肪腫症
高血圧性疾患
虚血性心疾患
不整脈
心不全
脳血管疾患
一過性脳虚血発作及び関連症候群
単純性慢性気管支炎及び粘性膿性慢性気管支炎
詳細不明の慢性気管支炎
その他の慢性閉塞性肺疾患
肺気腫
喘息
喘息発作重積状態
気管支拡張症
胃潰瘍
十二指腸潰瘍
胃炎及び十二指腸炎
肝疾患(経過が慢性なものに限る)
慢性ウイルス肝炎
アルコール性慢性膵炎
その他の慢性膵炎
思春期早発症
性染色体異常

難病指定の病名一覧(たくさんあるので厚労省のサイトへどうぞ) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000085261.html