男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

新薬ハーボニーは超高額。C型肝炎(HCV)が完治するよ。

とうとう僕の働いている病院でもC型肝炎ウイルス(HCV)が100%完治するという噂の「新薬ハーボニー」の投薬が始まりました。

え?ハーボニーを知らない?ハーボニーはスゴイ薬なんですよ。

C型肝炎ウイルス(HCV)の治癒率が100%と言うスゴイ薬です。そして薬価も1錠あたり80,171円と言う超高額のスゴイ薬です。なので本日は、そんなスゴイ薬のハーボニーについて書いておこうと思います。

※2016.4追記

【2016年の診療報酬改定で薬価の引き下げがありました。80171円→54796円です。それでも超高額ですね。】

answers.ten-navi.com

 

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C型肝炎→肝硬変→肝がん。と言う流れを断ち切ってくれるハーボニー

2月のレセプト点検時に肝臓内科の患者さんのカルテの処方欄に「ハーボニー28日分」と書いてありました。

ハーボニーを近隣の薬局で対応できるのかと心配になりました。

だって1錠あたり80,171円もする高価な薬を門前薬局含め常備している薬局はあまりないでしょう。

でもそこは、事前に調剤薬局に連絡済みで対応していました。安心しました。

自分が知らなかったのは、インフルエンザだったからですね…。

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ハーボニー(一般名: レジパスビル/ソホスブビル)について。医療事務員が覚えておきたいポイント。

詳細は他のサイトに任せるとして、ここでは医療事務員が覚えておきたいポイントをまとめておきました。これさえ知っていればハーボニーについてはOKです。

  • 薬価が1錠80,171円と超高額。患者さんは肝炎医療費助成制度必須。
  • 28日分の処方が例外的に認められている。(新薬は通常14日分)
  • 1日1回1錠を12週間経口投与する。3ヶ月でC型肝炎が完治。
  • 重い副作用がなく、殆ど100%に近い確率で治る。
  • 副作用の報告はそう痒感、悪心など
  • 処方時には詳記書きました。患者の状態について。
  • 病名はもちろんC型肝炎(HCV)。

本日のまとめ。それにしても高額ですね。

ほとんどの患者さんは肝炎医療費助成制度(38)の申請してからの処方になります。

公費を持っているので自己負担は1万円から2万円になりますが、薬価が1錠80,171円ですので【1錠80,171円×12週(84日)=6,734,364円】になります。

6,734,364円って670万円です。670万円でC型肝炎(HCV)が100%完治して副作用もほとんどありません。

いい薬が処方できるようになって患者さん目線で考えればいい事が多いですね。1~2万円の自己負担で完治するなら安いものです。

それにしても残りの670万円は税金での負担です。税収あげないと予算が無くなっちゃいます。ハーボニーでC型肝炎(HCV)が完治する患者さんが増えるごとに670万円の税金が必要なんです。

物事には両方の側面がありますね。