男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

2016年診療報酬改定における在宅自己注射の算定要件について。

診療報酬改定の勉強会に参加してきました。今回の診療報酬改定については11月に記事を書いていますが11月時点の予想は間違いではありませんでしたね。

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2016年診療報酬改定は2018年の介護との同時改定に向けたもの。

11月の記事は予想でしたが、今回は勉強会に参加して確定事項になります。

今回の診療報酬改定は予想どおりでしたね。2025年問題にむけての施策がとられている内容となりました。

具体的には増え続ける高齢者に対し出来る限りの対策をとる事ですね。急性期病棟は7対1の要件など厳しいものが増えました。「見直し」ですね。

病院では対応しきれないので診療所や在宅でも対応しましょうって事です。大病院の自己負担も決定されました。

これは一部ではお金持ちのための施策と言われているようですが、仕方ありませんね。実際にお金があれば大病院へ診療は可能ですから。日本の皆保険制度の部分と兼ね合いが難しいですね。

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超高齢化社会に向けて出来る事をやっていくしかない。

厚労省の資料は「評価」は上がる事で「見直し」は下がる事を意味します。今回はタイトルだけ見ても「見評価」は在宅やかかりつけ医、リハビリ、等です。高齢者に対応するために認知症の部分も手厚くなっていました。

詳しい事は自分より偉い人がたくさん書いているのでいろいろ調べてみると面白いですね。

自分が本日時点で一番うれしい改定はこれ。

自分の中で最大のポイントは在宅自己注射の算定要件が秘かに緩和された事です。

これ、本当にひっそりと書かれているので気がついていない人も多いですが、在宅自己注射を算定するには「週2回の医師による指導が必要」でしたが「2回の医師による指導が必要」に変更しました。

在宅自己注射の導入前に、入院又は週2回以上の外来、往診若しくは訪問診療により、医師による十分な教育期間をとり、十分な指導を行った場合に限り算定する。また、指導内容を詳細に記載した文書を作成し患者に交付すること。

糖尿病や骨粗鬆症を患っている患者さんが多い病院ではありがたい変更です。在宅自己注射を開始するのに週2回の来院は仕事をしている患者さんにはハードルが高いですからね。夜間診療を行っているクリニックなら対応できるかもしれませんけど、自分の働いている病院では大変でした…。

これから通知やQAがどんどん出てきますので注意していきましょうね。