男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

鎖骨骨折に対する骨折非観血的整復術(徒手整復)と鎖骨又は肋骨骨折固定術について。

今月の査定情報です。

神奈川県では骨折非観血的整復術(徒手整復)の算定時は固定材料がないと必ず査定になります。基本的には骨折非観血的整復術(徒手整復)を実施したらギプスなり副木の算定が必要ってことです。

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今月の査定内容。K044骨折非観血的整復術(徒手整復)3 鎖骨1,440点 → J001-3鎖骨又は肋骨骨折固定術500点

詳しく調べてみると、鎖骨骨折に対し骨折非観血的整復術(徒手整復)を実施。その後クラビクルバンド固定を行っていた患者さんです。

計算担当者に確認してみると手術実施の処置算定は不可なので所定点数の高い骨折非観血的整復術(徒手整復)にて算定したそうです。

確かに算定本にも書いてあります。

通知4 手術当日に、手術(自己血貯血を除く。)に関連して行う処置(ギプスを除く。)の費用及 び注射の手技料は、術前、術後にかかわらず算定できない。また、内視鏡を用いた手術を行う 場合、これと同時に行う内視鏡検査料は別に算定できない。

またK044骨折非観血的整復術にも書いてあります。

通知

(1) ギプスを使用した場合にはギプス料を別に算定できる。

(2) 著しい腫脹等によりギプスを掛けられない状態にあるために徒手整復のみを行った場合 についても、骨折非観血的整復術により算定できる。その際に副木を使用した場合には、当該副木の費用は別に算定できる。

(3) 徒手整復した骨折部位に対して2回目以降の処置を行った場合は、区分番号「J000」創傷処置における手術後の患者に対するものにより算定する。

つまり、K044骨折非観血的整復術(徒手整復)算定時にJ001-3鎖骨又は肋骨骨折固定術は算定できないことになります。

査定の理由

いちおう査定理由を聞いてみました。

すると、決まり文句の「医学的判断によるもの」でした。また、骨折非観血的整復術(徒手整復)実施後に固定をしていないからと言われました。

なのでもう少し突っ込んで確認してみました。鎖骨骨折に対するギプスは基本的には実施しません(自分が働いている整形外科医確認)その場合は骨折非観血的整復術(徒手整復)を実施していても算定は不可能でしょうか?

回答者「すべて医学的判断になりますが、見解としてはJ001-3鎖骨又は肋骨骨折固定術で算定することになります」

セーフス実施の場合はどうなる?

K047-2 難治性骨折超音波治療法(一連につき)の場合はどうなるのでしょう?詳しくは別に書きますがK047-2 難治性骨折超音波治療法(一連につき)を算定するにはK044骨折非観血的整復術(徒手整復)の実施が必要となります。

その場合、鎖骨骨折の患者さんは難治性骨折超音波治療法を実施するのは可能なんでしょうか?

回答者「確認する必要がありますので確認させてほしい」となりました。

本日のまとめ

審査側も大変ですが、病院側も死活問題なので簡単に引き下がるわけにはいきませんよね。せめて返戻にしてくれればよかったのですがいきなり査定でした。

回答があったらまた報告します。