男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

ピロリ除菌薬ボノサップパック発売です。ランサップとの違いは?

カルテ点検をしていたら「ボノサップ」の記載がありました。でも医師の字は汚いので「ランサップ」の間違いではないのかと思いました。

除菌薬を開始するならランサップしかないという固定観念からでした。

でもどう考えても「ボノサップ」と書いてありましたので確認しました。

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やっぱり発売されていました。ピロリ除菌薬ボノサップパック。

知りませんでした。ボノサップ。

大塚製薬 医薬関係者向け情報

2月に承認の5月発売の様ですね。こちらは武田薬品のニュースリリースです。

タケキャブ錠を含むヘリコバクター・ピロリ[※]除菌用パック製剤 「ボノサップ®パック400」「ボノサップ®パック800」および「ボノピオン®パック」の日本における製造販売承認取得について | ニュースリリース | ニュースルーム | 武田薬品工業株式会社

タケキャブが発売開始1年を経過したためですね。

自分もタケキャブについては過去に書いています。

www.office-iryoujimu.com

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このタケキャブが制限解除され臨床データも集まってきたための発売ですね。

ランサップとの違いはなに?

ランサップにはタケプロン(ランソプラゾール)と言う薬剤が使用されていますが、ボノサップにはタケキャブ(ボノプラザン)です。400と800の違いはクラリスの違いです。

◆ボノサップパック400 タケキャブ錠20mg 2錠 アモリンカプセル250 6カプセル クラリス錠200 2錠

◆ボノサップパック800 タケキャブ錠20mg 2錠 アモリンカプセル250 6カプセル クラリス錠200 4錠

◆ランサップ タケプロンカプセル30 2錠 アモリンカプセル250 6カプセル クラリス錠200 4錠

そしてボノサップパックとランサップパックでは除菌成功率が大きく違います。

  • ボノサップ:92.6%(300/324例)
  • ランサップ:75.9%(243/320例)

ボノサップ添付文書より

92.6%ってすごいですね。

医療事務員のための注意事項は特にありません。本日のまとめ。

新しいボノサップの方が除菌力が優れているとか金額が高いとかいろいろありますが、医療事務員がレセプト点検で注意する事はランサップと同じです。

薬効上はタケキャブは優れているので4週以上空ける必要はないと書いてありますが、算定上はまだ認められていませんのでユービット等の呼気検査実施まで4週間以上あける必要があります。

こちらのサイトに詳しく書いてありましたので詳しく知りたい人はどうぞ。

タケキャブを含むピロリ菌除菌パックのボノサップの特徴と従来品比較。

その他ヘリコバクターピロリ菌の過去記事です。

ヘリコバクターピロリ感染症の再発?レセプト病名と算定の注意点。 - 男性医療事務員の戯言

初診で内視鏡等を未実施でヘリコバクターピロリ検査をやっていたよ。 - 男性医療事務員の戯言

ボノサップパックで除菌不成功だった時の2次除菌は?

2次除菌はボノピオンパックと言います。こちらもあわせてどうぞ。

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