男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

大腸CT撮影検査(3D-CT)がはじまったよ。算定の注意事項。

昨年度は非常に業績が良かったようです。決算賞与も出たしありがたいです。なのでそのお金を設備投資にあてているみたいです。病院内の設備が徐々に新しくなっています。

今日はCTの新機種が導入されて大腸CT撮影検査(3D-CT)の算定が可能になったので勉強しました。算定やレセプト点検の注意事項がいくつかありますので査定返戻にならないようにしましょう。

me, myself and i

最初に本日の要点。

最近は最初に結論を書いています。時間がない人は結論だけどうぞ。

  • イ又はロの施設でないと算定できません。
  • 1.5次検診的な扱い。
  • それでも内視鏡が必要。
  • 他の検査で大腸がんが疑われる患者が対象なので確定患者には算定不可

そもそも大腸CT撮影検査(3D-CT)ってなんだ?

大腸CT検査とは、内視鏡を使わない新しい大腸検査です。大腸を炭酸ガスによって拡張させ、新型のマルチスライスCT装置を用いて撮影することで大腸3次元画像を簡単に得ることができます。内視鏡検査と比較して苦痛が少ないと言われ、短時間で検査することが可能です。

大腸CT検査(大腸3DCT)について|トピックス|大手前病院より

大腸内視鏡でお尻を見せる必要もありません。恥ずかしくないですね。

医療事務として知っておくべきこと。イ又はロの施設でないと算定できません。

これ大事なポイントです。「イ」又は「ロ」の施設でないと算定できません。

  • 「イ」64列以上のマルチスライス型の機器による場合
  • 「ロ」16列以上64列未満のマルチスライス型の機器による場合

つまり16列未満の機会だと算定できません。

メリットもたくさんあるけどまだまだ1.5次検診的な扱い。

内視鏡をしないので大量の下剤が不要だったり、内視鏡に比べ短時間でOKなどメリットもありますが、「撮影なので病変の色や固さが不明」、「組織の採取ができないため、異常時は大腸内視鏡を受けることが必要」などデメリット

なので大腸CT撮影検査(3D-CT)の精度については直接確認する内視鏡検査にまだまだ軍配があります。

他の検査で大腸がんが疑われる患者が対象なので確定患者には算定不可

病名が確定している患者さんには算定できません。算定時は必ず病名を確認しましょう。必ず「大腸がんの疑い」病名が必要です。

最後に算定本を確認しておきましょう

7 CT撮影のイ又はロについて、別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において、大腸のCT撮影(炭酸ガス等の注入を含む。)を行った場合は、大腸CT撮影加算として、それぞれ620点又は500点を所定点数に加算する。 この場合において、造影剤注入手技料及び麻酔料(区分番号L008に掲げるマスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔を除く。)は、所定点数に含まれるものとする。

算定本443ページより

次は詳細部分です。

(10) 「注7」に規定する大腸CT撮影加算

ア 他の検査で大腸悪性腫瘍が疑われる患者に対して、「1」の「イ」又は「ロ」として届出を行っている機器を使用し、大腸のCT撮影を行った場合に算定する。

なお、当該撮影は、直腸用チューブを用いて、二酸化炭素を注入し下部消化管をCT 撮影した上で三次元画像処理を行うものであり、大腸CT撮影に係る「注3」の加算、 造影剤注入手技料及び麻酔料(区分番号「L008」に掲げるマスク又は気管内挿管に よる閉鎖循環式全身麻酔を除く。)は、所定点数に含まれるものとする。

イ アとは別に、転移巣の検索や他の部位の検査等の目的で、静脈内注射、点滴注射等に より造影剤使用撮影を同時に行った場合には、「注3」の加算を別に算定できる。

算定本444ページより