読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

大口病院事件。セキュリティが不安な医療機関は多いですよ。

医療ニュースや医療雑学

大口病院事件が連日ニュースになっていますね。僕は医療事務として医療機関で働いている身分なのでこの事件は目が離せません。

しかし、この事件に対する「犯人が誰だ」とか「事件の原因究明」については様々なメディアから報道されているので、今日は違う側面から病院について書いてみたいと思います。

f:id:sasakimaruo:20160928174130j:plain

まず事件後の大口病院の対応について

脇が甘いと言わざるを得ない。

事件発覚後、連日メディアの記者が通い詰めているので病院関係者も対応に追われている事でしょう。院長がメディアの前で説明を行いましたが、このネット時代の拡散スピードを甘く見ていると思います。

公式サイトに事件発覚のお詫びくらい掲載するべきだと思います。

「すでにテレビ、新聞で報道されているとおり当院にて事件がありました。この件に関しては警察の調査中であり病院としては一刻も早い原因究明するべく捜査に全面協力する次第であります。また患者様におかれましても……。」みたいな、よくあるやつで良かったと思います。

特定医療法人財団 慈啓会 大口病院

特定医療法人財団 慈啓会

僕が大口病院で働いていたら絶対に総務やIT課へ言いに行きます。もちろん上層部の判断で何もしていないのかもしれませんね。それなら上層部は能無しです。だいたい医師が運営してる日本の医療機関の多くは経営能力やコンプライアンス感覚は非常に欠落しています。

大口病院に限らず病院ってセキュリティが甘いんですよ。

一部の報道で

上理事長は「点滴はいつでも使える状況にしておく必要がある。看護師は夜中のナースコールで病院中を駆け回っている。鍵をかけさえすれば犯罪を防止できるわけではない」と話す

毎日新聞

なんて書いてありました。確かに僕が働いている病院でも夜中の看護師のハードワークは過酷です。ここは詳しく書くとキリがありませんね。病院だって看護師は増やしたいけど収入には限度がある。病院ってどんなに頑張っても収益の上限は見えていますからね。

加藤良夫・南山大法科大学院教授(医事法)は「無防備な部分がどうしてもできてしまう。犯罪を完全に止めることは難しいが、だからこそ、点滴の管理方法を見直すなど、できることから対策を立てていくしかない」と語る。

毎日新聞

入口にさえ防犯カメラがない病院って多いです。

 施錠できる扉などがないステーションへの出入りは容易で、県警は点滴が投与されるまでの間にステーションで消毒液が混入された疑いが強いとみて調べているが、防犯カメラは設置されていなかった。

朝日新聞Digital

他の記事には入り口には1つだげ防犯カメラがあったが録画機能は無かったと書いてありました。録画機能が無い防犯カメラってなんでしょう。

これくらい、医療機関ってセキュリティに対する考え方が甘いです。前職はセキュリティカードが基本でプライバシーマークも取得していました。机の上は書類や本が残って帰宅する事は絶対にありませんでした。

転職組の男性医療事務はこれだけでも一目置かれるようになります。

僕が総務だったので直接プライバシーマーク取得に関わっていただけかもしれませんが、企業として大事なセキュリティ意識は上司だって知らない事多いですからね。これをひとつひとつ説明して改善して行く事が大事です。

これができれば医療事務の知識は無くても病院や医事課にとって大事な人材になる事間違いなしです。

間違っているところは間違っているのだから直していきましょう。