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男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

デパス・アモバン(向精神薬)の30日処方制限が開始なので要注意。

これは医事課でも要注意なのでご報告です。

あの精神安定剤デパス(一般名:エチゾラム)と睡眠障害改善剤アモバン(一般名:ゾピクロン)が2016年10月14日付で分類(第三種向精神薬)に指定されます。

僕が働いている病院ではアモバンはあまり処方されませんが、デパスは整形外科でも多く処方されています。患者さんも医事課も変更点があるので書いておきます。

追記(2016年10月15日)。デパス・アモバン(向精神薬)の30日処方制限が11月1日から開始になりました。

まさかの前日に通知が出ました。

www.office-iryoujimu.com

f:id:sasakimaruo:20161010011038j:plain

医療事務として知っておきたいこと

処方薬の話になると詳細はいくらでも書けるんですけど医療事務として知っておくことはそんなに多くありません。詳しい話は薬剤師に聞くのが1番いいですね。もちろん詳しく説明されても理解できない可能性の方が高いですけどね。

医療事務として注意しなくてはいけない事は

  1. 2016年10月14日付で分類(第三種向精神薬)に指定される。
  2. ほかの向精神薬と同様に30日の処方制限になる。
  3. 向精神薬多剤投与についての取り扱いに変更はない。

この部分です。これだけ覚えておけばとりあえず業務で困る事はありません。

院外処方せんの病院は調剤薬局で気がつくと思いますが、お会計の時に気がつくと患者さんへの気配りもできるいい病院だと思われるので注意しておきましょう。

現在の処方データを確認すれば「精神安定剤デパス(一般名:エチゾラム)と睡眠障害改善剤アモバン(一般名:ゾピクロン)」を処方している患者さんはすぐにリストアップできるので受診時に注意できますね。

向精神薬の中には処方制限がされていない薬もあります。

僕はただの医療事務員なので理由は定かではありませんが(厚労省が決めています)向精神薬の中には処方制限がされていない薬もあります。なのでどうしても長期投与が必要な患者さんにはその薬を処方するしかありません。

個人的な考えでは向精神薬はすべて30日制限(一部は14日など)でいいと思っています。向精神薬に限らず完全に安全な薬なんてこの世にないので一定期間ごとに医師の診察は必要ではないでしょうか。

処方制限がある薬剤のリストは自分で薬価本を調べると覚えるのでいいんですけど便利なサイトもあります。忙しい人は参照すると早いです。

kanri.nkdesk.com

向精神薬多剤投与に規定されている別紙36にはすでに記載済み

ここが混乱するポイントでした。

今回の「精神安定剤デパス(一般名:エチゾラム)と睡眠障害改善剤アモバン(一般名:ゾピクロン)」の処方制限は麻薬及び向精神薬取締法と言うもので定められたものですが、医療事務員にはなじみの無い法律です。当然僕もそんな法律しりません。

でもそれとは別に向精神薬多剤投与の減算は定めらていますね。いわゆる別紙36です。算定本を持っている人は452ページです。

つまり「麻薬及び向精神薬取締法で定める処方制限のある薬剤≠向精神薬多剤投与に定められた薬剤(別紙36)」という事です。僕はこれが同じだと思っていたので混乱していました。

詳細を知りたい人へ

参考にしてください。

厚労省が発表した中医協の通知です。http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000137949.pdf

厚労省が発表した別紙のPDFです。76ページにあります。※PDFが重いので下に転記しました。http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=335812&name=file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000114868.pdf

おまけ。厚労省が定める向精神薬多剤投与に定められた薬剤(別紙36)一覧

【別添3】
別紙36

抗不安薬
オキサゾラム
クロキサゾラム
クロラゼプ酸二カリウム
ジアゼパム
フルジアゼパム
ブロマゼパム
メダゼパム
ロラゼパム
アルプラゾラム
フルタゾラム
メキサゾラム
トフィソパム
フルトプラゼパム
クロルジアゼポキシド
ロフラゼプ酸エチル
タンドスピロンクエン酸塩
ヒドロキシジン塩酸塩
クロチアゼパム
ヒドロキシジンパモ酸塩
エチゾラム
ガンマオリザノール

睡眠薬
ブロモバレリル尿素
抱水クロラール
エスタゾラム
フルラゼパム塩酸塩
ニトラゼパム
ニメタゼパム
ハロキサゾラム
トリアゾラム
フルニトラゼパム
ブロチゾラム
ロルメタゼパム
クアゼパム
アモバルビタール
バルビタール
フェノバルビタール
フェノバルビタールナトリウム
ペントバルビタールカルシウム
トリクロホスナトリウム
クロルプロマジン塩酸塩
プロメタジン塩酸塩
フェノバルビタール合剤
リルマザホン塩酸塩水和物
ゾピクロン
ゾルピデム酒石酸塩
エスゾピクロン
ラメルテオン
スボレキサント

抗うつ薬 クロミプラミン塩酸塩
ロフェプラミン塩酸塩
トリミプラミンマレイン酸塩
イミプラミン塩酸塩
アモキサピン
アミトリプチリン塩酸塩
ノルトリプチリン塩酸塩
マプロチリン塩酸塩
ペモリン
ドスレピン塩酸塩
ミアンセリン塩酸塩
セチプチリンマレイン酸塩
トラゾドン塩酸塩
フルボキサミンマレイン酸塩
ミルナシプラン塩酸塩
パロキセチン塩酸塩水和物
塩酸セルトラリン
ミルタザピン
デュロキセチン塩酸塩
エスシタロプラムシュウ酸塩
ベンラファキシン塩酸塩

抗精神病薬(〇印は非定型抗精神病薬、△は持続性抗精神病注射薬剤)
<定型薬>
クロルプロマジン塩酸塩
クロルプロマジンフェノールフタリン酸塩
ペルフェナジンフェンジゾ酸塩
ペルフェナジン
ペルフェナジンマレイン酸塩
プロペリシアジン
フルフェナジンマレイン酸塩
プロクロルペラジンマレイン酸塩
レボメプロマジンマレイン酸塩
ピパンペロン塩酸塩
オキシペルチン
スピペロン
スルピリド
ハロペリドール
ピモジド
ゾテピン
チミペロン
ブロムペリドール
クロカプラミン塩酸塩水和物
スルトプリド塩酸塩
モサプラミン塩酸塩
ネモナプリド
レセルピン
△ハロペリドールデカン酸エステル
△フルフェナジンデカン酸エステル

<非定型薬>
〇△リスペリドン
〇クエチアピンフマル酸塩
〇ペロスピロン塩酸塩水和物(ペロスピロン塩酸塩)
〇オランザピン
〇△アリピプラゾール(アリピプラゾール水和物)
〇ブロナンセリン
〇クロザピン
〇パリペリドン
〇△パリペリドンパルミチン酸エステ