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男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

kワイヤー抜去・キルシュナー鋼線などの抜去は創傷処置?処理?骨内異物除去?

今月のレセプト点検では外来診察室で実施された処置内容についてみんなで議論がありました。タイトルにもある通り、「kワイヤー抜去・キルシュナー鋼線などの抜去」は何で算定すればいいのでしょうか?

外来診察だったので創傷処置でしょうか?でも手術後のKワイヤー抜去なので創傷処理でしょうか?もしかしたら骨内異物除去術が算定できる?この解釈が難しいですね。

Nails

誰でもわかる統一したルールが必要になります。

病院の診療に関する算定は「どちらでもいい」という曖昧なケースが多々あります。今回のような例もです。算定本を読んでいるだけじゃ何が正解か明確に書いていないからです。

なので、レセプト請求が可能な範囲で病院としてのルールが必要になってきます。そうしないとAさんが算定した時は創傷処理だったけどBさんが算定したときは骨内異物除去術だったみたいなことが多発してしまいます。

それでは病院として問題です。Cさんが1年前の右手Kワイヤー抜去で「創傷処理」だったのに今回左手のKワイヤー抜去は「創傷処置」だった。なんてことにもなりかねないです。そしたらCさんに説明を求められたらなんて言えばいいのでしょうか。

僕の働いている病院ではKワイヤー抜去は「創傷処理」が多いです。

まずkワイヤー抜去をするために算定可能な点数は

  1. K048 骨内異物(挿入物を含む。)除去術
  2. K000 創傷処理
  3. J000 創傷処置

こんな感じですね。

  • K065 関節内異物(挿入物を含む。)除去術
  • K097 手掌、足底異物摘出術
  • K029 筋肉内異物摘出術

これらはKワイヤー抜去では算定しないです。

それではそれぞれの算定の違いについて。

まず、K048骨内異物(挿入物を含む。)除去術は算定は難しいですよね。これは診療点数早見表にも書いてありますね。

(3) 鋼線、銀線等で簡単に除去し得る場合には、区分番号「J000」創傷処置、区分番号「K000」創傷処理又は区分番号「K000-2」小児創傷処理の各区分により算定する。

Kワイヤーは「鋼線」になるので、区分番号J000創傷処置、区分番号K000創傷処理又は区分番号K000-2小児創傷処理の各区分により算定する必要があります。

では、J000創傷処置とK000創傷処理についてはどうなんでしょうか?

僕の働いている病院では

  • 外来オペとして手術室で実施
  • キシロカインなどの麻酔を使用

K000創傷処理で算定

  • 外来診察の範囲で実施(診察室で実施する場合)
  • キシロカインなどの麻酔を使用していない

J000創傷処置で算定

このようにルールを作成しています。

今回問題だったのは、外来診察室でキシロカインを多用していたからです。そしてKワイヤー抜去なのに皮膚の表面にピンが露出していなかったのです。

基本、外来でのKワイヤー抜去ではピンが露出していることが多いんですよね。今回のような皮膚(筋肉)内に埋め込まれたKワイヤー抜去は外来オペとして実施しています。

今回は診療内容からJ000創傷処置で算定で算定しました。イレギュラーにも個人としても考えでなく「病院(組織)として」迅速に対応できるようにしていけるといいですね。

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