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男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

道路交通法改正による医師の診断書。認知症検査が急増するかもしれませんね。

医療事務にも関係する情報を書いておきます。平成29年3月12日に施行された道路交通法では高齢運転者の交通安全対策の推進のため新しいルールが導入されました。

簡単に書いてしまえば「高齢者で怪しい人は認知症の検査を行い医師の診断書が必要」ってことです。さて、そんなこんなで医療機関として対応が必要になってきますね。

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臨時認知機能検査制度及び臨時高齢者講習制度の新設

詳しくは警視庁のサイトに書いてありますので確認をしてほしいです。僕にはよく理解できない部分もありましたけど…。

要約すれば上にも書いた通り、一部の高齢者には認知症のテストをして医師が運転能力に問題がない!と判断して医師による診断書の作成が必要になる人が増えます。

これってどんな医師でも書いていいの?どんな医療機関で検査ができるの?ってなりますよね?

警視庁のサイトにではよくわからないので他も探してみました。

警視庁のサイト

高齢運転者に関する交通安全対策の規定の整備について(平成29年3月12日施行) 警視庁

かかりつけ医向け認知症高齢者の運転免許更新に関する診断書作成の手引きについて

困った時の医師会のサイトです。普段はもちろん見る事はないですw

そうしたら「かかりつけ医向け認知症高齢者の運転免許更新に関する診断書作成の手引きについて」というページを発見しました。さっそく確認しました。

PDFもありましたのでリンクを貼っておきますが6.1MB(6,463,646 bytes)なので通勤途中のスマホでは要注意です。結構重たいですよ。

www.med.or.jp

佐々木まるおによる要約

かりつけ医による診断書作成フローチャート

  • 断書作成にあたっては、画像検査は必須ではありませんが、認知機能検査(HDS-R、または、MMSE)は必ず実施が必要
  • 医療機関受診時に行った認知機能検査(HDS-R、MMSE)が20点以下であれば、認知症の可能性が高いと考える
  • 得点が概ね21点以上かつ概ね25点以下で、進行性の認知機能低下があれば、MCIの可能性を検討する
  • レビー小体型認知症(DLB)、前頭側頭型認知症(FTD)等では、検査得点が高くても認知症として診断すべきケースがあり
  • 意識レベルの変動ないし一過性の意識障害がみられるケース等は、専門医療機関の診断が望ましいと考えられる
  • 知的障害、失語症を伴う等で、HDS-R、MMSEの得点から認知症の存在を推理することが難しいケースもあり

※ HDS-R:改定長谷川式簡易知能評価スケール ※ MMSE:ミニメンタルステート検査

  • 医師が認知症と判明した場合は、運転免許の取消し等になります。
  • 道路交通法上の「認知症」は、「脳血管疾患、アルツハイマー病その他の要因に基づく脳の器質的な変化により日常生活に支障が生じる程度にまで記憶機能及びその他の認知機能が低下した状態」
  • 診断書は、必ずしもモデル診断書様式でなくてOK。
  • 認知症でないと診断した方が、その後、事故を起こし、認知症であったことが判明した場合であっても、通常、医師の刑事責任が問われることはない。