男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

健康保険は3060億円の赤字です。高齢者負担が大きいみたい。

健康保険組合連合会(けんぽれん)なる組織が発表しました。2017年度予算で赤字見通しの組合が7割を超え、赤字総額は3060億円にもなるそうです。赤字の健康保険組合が7割を超えるってだけでも驚きですが、赤字の金額や原因にも注目すべき部分がたくさんあります。

なので今日は健康保険の3060億円赤字について書いてみたいと思います。

20100921-deficits

2017年度は3060億円の赤字です。

僕は健康保険についての知識はあまりありませんが、素人感覚で言っても全体の7割が赤字運営であって全体で3060億円の赤字なんて間違っていると言っていいです。

健康保険組合連合会(けんぽれん)のプレスリリースPDF http://www.kenporen.com/include/press/2017/20170414.pdf

健保組合、赤字総額3060億円 17年度見通し、高齢者医療の負担増加 - SankeiBiz(サンケイビズ)

このPDFを読んでみると

  • 2017年度は3060億円の赤字
  • 原因としては高齢者の医療費の増加
  • 2016年度予算に比べ赤字額が1,688億円増加
  • 赤字組合は1,015組合で、7割超の組合が赤字
  • 協会けんぽより高い保険料率の組合もある

簡単に言えばお金が足りないって事ですね。

僕たち現役世代の給料は減り負担は増えています。

10年前の2007年との比較で2007年を100としたら収入面では

  • 平均標準報酬月額(毎月の給与水準)は99.6と減少
  • 平均標準賞与額(ボーナス水準)は90.7と減少

なので「収入は減少している」と断言できます。

続いて支出では

  • 法定給付費は124.0と増加
  • 支援金・納付金は146.0と増加

なので「支出は大幅に増加している」ことが分かります。

今後もこの傾向(収入減・支出増)は続くと考えれますので、高齢者医療費の負担のあり方を真剣に考えないと間違いなく医療保険制度は「崩壊」します。

本日のまとめ

厳しい現実ですね。僕たち現役世代は10年前と比べて収入は減っているのに支出は増えているのです。それでも高齢者の医療費は増えていく一方です。

次の診療改定ではどこまで高齢者医療に切り込めるかも重要なポイントですね。2017年の8月から70歳以上の高齢者の高額療養費制度が変更になりますが正直足りないですね。

入院時生活療養費制度も10月から変更ですし、2018年4月からは入院時の食事負担も増えます。徐々に患者負担が増えては行きますが3060億円の赤字を補てんするまでには足りないでしょう。

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