男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

一般名処方加算の算定について。先発医薬品のない後発医薬品。

一般名処方加算の算定は簡単なようですが奥深いですよね。僕は先発医薬品のない後発医薬品なんて書いてあってもよくわかりませんでした。そもそも一般名処方ってなんなのさ!って感じでした。

今日は医事会計システムのマスタ修正を行うときに勉強した一般名処方加算について書いておきたいと思います。

Prescription Drugs Side-Effects

一般名処方加算の算定について

まずは診療点数早見表を確認しておきましょう。2016年版なら459ページから461ページです。

(11) 「注7」に規定する一般名処方加算は、後発医薬品のある医薬品について、薬価基準に収載されている品名に代えて、一般的名称に剤形及び含量を付加した記載(以下「一般名 処方」という。)による処方せんを交付した場合に限り算定できるものであり、交付した処方せんに含まれる医薬品のうち、後発医薬品のある全ての医薬品(2品目以上の場合に限る。)が一般名処方されている場合には一般名処方加算1を、1品目でも一般名処方されたものが含まれている場合には一般名処方加算2を、処方せんの交付1回につきそれぞれ加算する。

なお、一般名処方とは、単に医師が先発医薬品か後発医薬品かといった個別の銘柄にこだわらずに処方を行っているものである。

また、一般名処方を行った場合の(6)の取扱いにおいて、「種類」の計算に当たっては、該当する医薬品の薬価のうち最も低いものの薬価とみなすものとする。

まぁ、例によって難しいですねw

今日は長くなってしまうので気になる人はで厚労省のPDF熟読してみてください。通勤途中やスマホでは容量が多いので注意してくださいね。

厚労省のPDF 1
厚労省のPDF 2

一般名処方加算が創設された背景

そもそもなんでこんな微妙な点数の一般名処方加算なんたるものがあるんでしょうか。2016年の診療報酬改定では「一般名処方加算1」と「一般名処方加算2」に分類されより細かな算定が可能となりました。

これは、安価な後発医薬品の使用を促すとともに、後発医薬品は様々なメーカーから発売されているので全メーカーを用意することは薬局の負担が大きすぎます。なので在庫のある後発医薬品を処方できるようにしたんですね。

政府(厚労省)としては医療費は削減させたいので後発医薬品の使用を推進。薬局には、どの後発医薬品を選択してもいいように配慮をおこなったというわけです。

後発医薬品を促進するためにF100注11外来後発医薬品使用体勢加算や後発医薬品調剤体勢加算などが設けられています。

佐々木まるおによる抜粋

一般名処方加算については長かったので僕なりに抜粋すると以下の通りになります。

  1. 処方箋を発行する時、一般名で処方すれば2点・3点の加算が出来る
  2. 一般名処方加算が算定できない薬剤がある。(例:マグミット)
  3. 一般名処方加算が算定できる薬剤の一覧がある。

これだけのことが長々と書いてあるわけです。

医事課で計算する時には大きな問題にならない。

大部分の医事課職員はオーダリングでも電子カルテでも手書きでも一般名処方加算について困る事は少ないです。だって、画面に【般】って出てくるでしょう?なので算定する時に間違える事は多くないはずです。間違えても1点ですからね。

僕が働いている病院ではこれが大きな問題になりました。なんとこのマスタが整備されていなかったのです。目の前がめんどくせぇって浮かんできました。

一般名処方加算が算定できない薬剤がある。

マグミットは一般名処方加算が算定できない薬剤の1つですね。マグミットは先発医薬品のない後発医薬品に該当します。一般名としては「酸化マグネシウム」です。

これで【般】酸化マグネシウム錠330mgと処方しても一般名処方加算は算定できません。このように一般名処方加算が算定できない薬剤は結構あります。

一般名処方加算が算定できる薬剤の一覧がある。

これはマスタ整備する人なら必須の一覧です。厚労省が作成しているマスタがあります。

一般名処方マスタ

診療点数早見表の460ページにある問8にも書いてありますね。

このマスタに掲載されていない薬剤については一般名処方加算は算定できない

つまりこのマスタがすべてなのです。

前任者がマスタ整備していた時によく理解していなかった

だからマグミット(【般】酸化マグネシウム錠330mg)みたいなマスタが残っていました( ;∀;)

この修正は強制的にやると現在DO登録されている患者さんに影響があります。なので慎重に作業を進めなくてはいけませんでした。約2カ月かけてマスタの整備とDO登録の整備を行いました。

2012年に一般名処方加算が開始になったみたいですね。この時には情報が少なく見切り発車だったようです。それを訂正しないままだったので今回のような事が起こりました。

今後電子カルテ導入の際は現在の綺麗なマスタが使用できますので移行作業はスムーズに行くはずです。

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