男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

入院時に保証人をもとめる理由は金銭的な問題だけじゃない。

地域包括ケア病棟を担当して実感しているのは高齢者の入院が圧倒的に多いってことです。そして、入院してくる高齢患者さんのほとんどは認知能力に問題がある&出てきているような人です。年齢とともに認知機能は弱くなっていくので仕方ありませんね。

入院をする時はほとんどの病院で保証人を求められます。入院保証人、身元引受人、連帯保証人、身元保証人。言い方はたくさんありますし意味合いも違いますが、今日はそんな保証人について書いてみたいと思います。

Sant Benet de Bages(II)

入院時に保証人をもとめる理由は金銭的な問題だけじゃない。

ググってみると

  • 入院保証人を頼まれるとこまる
  • 入院保証人を頼める人がいない
  • 入院保証人で破産しそう
  • 入院保証人でお金に困っている

みたいな、お金に関する内容が多くあります。

病院が入院保証人を求める理由の一つに金銭的な保険の意味合いはあります。昨日書いた入院保証金と近い意味合いです。

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しかし、病院側が入院保証人を求める理由は金銭的な問題だけじゃないですよね。

金銭的なことが問題なのであれば入院保証金を多くすれば解決します。入院保証金は100万円です。その代わり保証人は不要です。って病院があってもいいような気がします。

地域包括ケア病棟で働いたから実感したこと

ひと昔前であれば親の面倒は子供がみるものでしたが、この高齢化社会では入院中のお世話をしてくれる人がいるとは限りません。独居の高齢者が本当に多いです。単純に独身の場合もあれば、子供とは縁を切っているなんて可能性もあります。

子供の方が先に亡くなるケースもこれからは増えていくかもしれません。

認知症などで患者さんが話を聞けない時のために保証人の方が代わりに入院手術の説明を聞いたりしますね。いまはインフォームド・コンセントが特に求められます。

独居の患者さんが救急車で搬送されてそのまま入院したりするとケアマネが慌ただしく動くことになります。患者さんの中にはケアマネなど担当者が不在のケースも多々あります。

あまり多くはありませんが、そのまま死亡退院となると役所に報告したり様々な問題が発生します。なので、子供でも孫でも弟でも、誰でもいいので面倒を見る人がいる患者さんはそれだけで安心します。

本日のまとめ

入院時に保証人をもとめる理由は金銭的な問題だけじゃないですよ。むしろ金銭的な問題よりも入院中の説明を聞いてくれ理解してくれる人を求めているんです。

時々、保証人なんていない。とか、家族に入院するのを秘密にしたい。なんて理由で保証人を書いてくれない患者さんもいます。たとえ検査入院であっても入院中に容態が悪化する可能性もゼロではありません。

なので僕の働いている病院では必ず保証人をお願いしています。

しかし、この方法では無理が生じてきているのも事実です。今後は本当に保証人がいない人も増えてくる時代になります。そんな時にどうしたらいいのか考えていかなくてはいけませんね。

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