男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

退院証明書の書き方。通算対象入院料とは?

地域包括ケア病棟で働くようになって退院証明書については知らないことが多くありました。外来で受付などを行っていた時と大きく変わった点のひとつになります。

外来で受付にいるだけだと退院証明書の重要性はあまり感じることはないですからね。今日はそんな退院証明書について勉強したことを書いておきたいと思います。

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退院証明書って何に使うの?いつ発行されるの?

退院証明書は退院時に退院を証明するために発行されます。記載内容も「別紙様式1またはこれに準ずる様式による文書を退院証明書」とすると定められています。

使用方法は3ヶ月以内の同一傷病による入院の有無と180日の通算対象入院料を確認するためです。ここを疎かにしてしまうと後に大変なことになりますからね。

緊急入院などは特に患者さんに対しては家族も含め3ヶ月以内の同一傷病による入院の有無は確認するようにしています。地域医療連携室などを介して転院してくる場合なんかは情報が事前に入ってくるのでそこまで気にしません。

退院証明書って退院時に発行しなくてもいいの?

たまに退院証明書を発行していない病院もあります。本当にごく少数だと思いますが。僕の働いている病院は退院時に退院証明書を発行しています。

これは診療点数早見表に書いてありますね。57ページです。

保険医療機関は、当該患者の退院に際しては、他保険医療機関からの当該患者の入院履歴に係る問い合わせに対し速やかに対応できるよう必要な体制を整えておくこと。円滑な運用のために別紙様式1又はこれに準ずる様式による文書を退院証明書として患者に渡すことが望ましい。

なので発行する義務はありません。

転院先の医療機関からの問い合わせに速やかに対応できれば問題ないんです。

通算対象入院料の書き方がわからない!通算対象入院料ってなに!!

地域包括ケア病棟でこまったことが退院証明書の「当該保険医療機関退院日における通算対象入院料を算定した期間(特定入院料を含む)」の通算対象入院料の部分です。

それ以外の部分は書いてある通り書けば問題ありません。

これも診療点数早見表にしっかり書いてありました。ページは1377です。

通算対象入院料(一般病棟入院基本料(特別入院基本料、月平均夜勤時間超過減算及び夜勤時間特別入院基本料を含み、医科点数表の注11に規定する療養病棟入院基本料1の例により算定する場合(歯科点数表第1章第2部第1節通則1の規定により医科点数表の例により算定する場合を含む。)を除く。)、特定機能病院入院基本料(一般病棟の場合に限り、医科点数表の注9に規定する療養病棟入院基本料1の例により算定する場合(歯科点数表第1章第2部第1節通則1の規定により医科点数表の例により算定する場合を含む。)を除く。)及び専門病院入院基本料(医科点数表の注8に規定する療養病棟入院基本料1の例により算定する場合(歯科点数表第1章第2部第1節通則1の規定により医科点数表の例により算定する場合を含む。)を除く。)をいう。以下同じ。)

よくわかりませんねw

なんでこう難しい書き方をするんでしょうか。

もう少し読みやすくするために段落をつけて色分けしてみました。

通算対象入院料

一般病棟入院基本料(特別入院基本料、月平均夜勤時間超過減算及び夜勤時間特別入院基本料を含み、医科点数表の注11に規定する療養病棟入院基本料1の例により算定する場合(歯科点数表第1章第2部第1節通則1の規定により医科点数表の例により算定する場合を含む。)を除く。)

特定機能病院入院基本料(一般病棟の場合に限り、医科点数表の注9に規定する療養病棟入院基本料1の例により算定する場合(歯科点数表第1章第2部第1節通則1の規定により医科点数表の例により算定する場合を含む。)を除く。)及び

専門病院入院基本料(医科点数表の注8に規定する療養病棟入院基本料1の例により算定する場合(歯科点数表第1章第2部第1節通則1の規定により医科点数表の例により算定する場合を含む。)を除く。)

をいう。以下同じ。)

どうでしょうか?

本日のまとめ

  • 退院証明書は発行義務はない。しかし他医療機関から求められたら速やかに対応できるよう必要な体制を整えておくことは必要
  • 退院証明書は基本的には退院時に発行するもの
  • 通算対象入院料とは「一般病棟入院基本料」「特定機能病院入院基本料」「専門病院入院基本料」のことである。