男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

地域包括ケア病棟の平成30年診療報酬改定はこうなる!(2017年5月17日中医協総会)

徐々に診療報酬改定の情報が出てくるようになりましたね。大きな道筋としては地域医療構想の推進。2025年問題に対する対策なのでこれはもうブレようがないです。あとはこれらの政策をどのように進めて行くのかを考えて行かないといけません。

今日は2017年5月17日に中医協総会の話をもとに地域包括ケア病棟の診療報酬改定について書いておきたいと思います。

Conference

地域包括ケア病棟の平成30年診療報酬改定はこうなる!

今回の中医協総会http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000165657.pdfでは多くのヒントが含まれていましたね。ポイントとしては地域包括ケア病棟のあり方から議論されたようです。地域包括ケア病棟は出来たばかりの制度なので多くのインセンティブがつけられています。本来であればもう少し低い点数になっていても不思議じゃありません。このあたりをどこまで詰めてくるかが大きなポイントですね。

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一般病棟からの転棟が大部分を占めている。

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地域包括ケア病棟の意義を考えると一般病棟からの転棟が多い状況は望ましくありません。ただの一般病棟からの受け入れ先になっている現状があります。

当該入院料の役割は、①急性期からの受け入れ、②在宅・生活復帰支援、③緊急時の受け入れの3つとされた

この緊急時の受け入れがなされていません。地元のクリニックなどからの緊急時の受け入れを進めて行かないと地域医療構想の完成はありませんからね。

ここを踏まえて切り込んでくることが予想されます。

一般病棟からの転棟は「救急・在宅等支援病床初期加算:1日につき150点(14日限度)」を廃止

これは十分に考えらますね。

逆に「クリニック等からの受け入れを評価」してくれる可能性もあります。こっちだと嬉しいですね。

救急受け入れを行うほど損をしている。

地域包括ケア病棟は多くの項目が包括対象なので緊急時の受け入れを行うほど「入院時検査」の算定ができないという負の面があります。僕の働いている病院でも発熱で入院する場合は一般病棟→地域包括ケア病棟と言う流れが多いです。

入院時に行う諸検査は馬鹿にできない点数になりますからね。3日ほど一般病棟に入院してから地域包括ケア病棟と言うのは病院経営を考えるうえでは当然の流れだと思います。

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なので、ここから地域医療構想の推進をするのであれば

入院初日に限り行った検査の費用を算定できるみたいな条件を入れてくる可能性があります。これが進めば一般病棟からの転棟が多すぎる面は解消できますからね。

本日のまとめ

今回の中医協総会では地域包括ケア病棟以外にも回復期リハビリテーション病棟などについても議論がなされました。今日は書いていませんが療養病棟は厳しそうですね…。

地域包括ケア病棟は地域医療構想を推進するためには必要な病棟と位置付けています。僕の働いている神奈川県は人口増の地域なので全国とは違った問題があります。地方では人口減が急激に進みます。これらを踏まえて良い改定になるといいですね。