男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

ギプスの半肢とは?上肢・下肢の範囲について。

診療費を計算をする時にギプスの考え方が担当者によって違うのは病院として問題ですね。

Aさんは半肢と考えていたのに、Bさんだと一肢になる。なんてことが内容に医事課として共通認識をもっておくことは大事ですね。ギプスは大きさによって点数が変わりますので患者さんの負担も大きく変わってきます。

なので、今日はレセプト点検中に発見したギプスの範囲について書いておきます。ギプスの半肢とは?上肢・下肢の範囲について復習してみました。

本日の要点。

最初に結論から書いておきます。

  • 半肢と上肢の違いは肘をこえているかで判断する
  • 半肢と下肢の違いは膝をこえているがで判断する

ポイントは「肘」と「膝」です。

ここを超えてギプスをしていたら上肢・下肢の算定をしてOKです。

まずはギプスの算定範囲について

みんな大好き算定本で確認しましょう。診療点数早見表では607ページです。ギプスは処置の区分になります。第9部処置第1節の中にあります。

四肢ギプス包帯

 J122 四肢ギプス包帯

 1 鼻ギプス 310点
 2 手指及び手、足(片側) 490点
 3 半肢(片側) 780点
 4 内反足矯正ギプス包帯(片側) 950点
 5 上肢、下肢(片側) 1,200点
 6 体幹から四肢にわたるギプス包帯(片側) 1,700点

この中で不明なのは

【2手指及び手、足(片側) 490点】と【3(半肢(片側) 780点)】

【3半肢(片側) 780点】     と【5(上肢、下肢(片側) 1,200点】

の境界線になります。どこで判断したらいいの?

※6(体幹から四肢にわたるギプス包帯(片側) 1,700点)は算定したことありません。

半肢

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この写真のように手首から肘以下なら半肢です。下肢でも同じこと言えます。で判断します。

これも半肢

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上腕だけギプスをしたら半肢です。肘を超えたら上肢で算定します。

※基本的に上腕だけにギプスをすることはありません。

上肢

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前腕と肘や上腕と肘以上にギプスをしたら上肢を算定できます。

下肢

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これも膝を超えているかで判断します。

医療事務として覚えておきたいポイント

ギプスは病名と同じ大きさだとは限りません。病名が「橈骨遠位端骨折」(手首の骨折)でも肘までギプスをしていたら上肢を算定してOKです。

カルテや伝票が見づらくて勝手に病名から判断すると間違えて算定する可能性があります。

実際にギプスを巻いたところまで算定しましょう。