男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

手術の途中で中絶した時の算定は?まさかの中断です。

手術を行うとき、可能性としては途中で中絶・中止する可能性がありますよね。でも僕はそんなことはあり得ない事だと思い込んでいました。

でも医療事務経験5年目にしてはじめて手術途中で中絶・中止したという事がありました。こんな時の算定方法ってどうなるの?知りませんでした。なので今日は手術の途中で中絶した時の算定方法について書いておきたいと思います。

Surgery

手術の通則に書いてありました。

カルテには「○○による■■のため中止」と書いてありました。こんな時の算定方法についてです。まぁ医療事務必須の診療点数早見表を確認するしかありません。ちゃんと書いてありました。こんなところに書いてあるなんて…。読んだことなかったです。

診療点数早見表2016年版なら626ページですよ。厚労省のサイトが好きな人は下記からどうぞ。

www.mhlw.go.jp

通則15
手術を開始した後、患者の病状の急変等やむを得ない事情によりその手術を中途で中絶しなければならない場合においては、当該中絶までに行った実態に最も近似する手術の各区分の所定点数により算定する。

ちょっと小難しい感じに書いてありますね。以下の通知もあります。

19 手術の中絶等の場合の算定方法
(1) 手術の開始後、患者の病状の急変等やむを得ない事情により手術を中途で中絶せざるを得なかった場合においては、当該中絶までに施行した実態に最も近似する手術項目の所定点数により算定する。
例えば、胃切除術を行うべく開腹したが、適応でないのでそのまま手術創を閉じた場合は、区分番号「K636」試験開腹術の所定点数により、また、汎副鼻腔根治手術を開始したが、上顎洞、篩骨洞を終えたのみで中絶した場合は、区分番号「K358」上顎洞篩骨洞根治手術の所定点数により、算定する。なお、術前において中絶した場合は、算定の対象にならない
(2) 妊娠9か月において子宮出血があり、前置胎盤の疑いで入院し、止血剤注射を行い帝王切開の準備として諸器械の消毒を終わったところ出血が止まり、そのまま分娩した場合の消毒に要した諸経費は、保険給付の対象とならない。
(3) 手術の準備をしていたところ、患者が来院しなかったとき又は患者が手術の術前において手術不能となった場合は保険給付の対象とならない

つまり、医師が何か行ったら算定が可能という事ですね。

この通知を読むかぎり、やらなかった場合は算定でない。=やった場合は算定できる。って書いてあります。

つまり、診療報酬の解釈としては成功報酬ではなくて成果報酬ってことです。

まぁ、そんなに多発するものではありません。

他の病院は知りませんが、僕が働いている病院くらいでは基本的に手術の途中で中絶・中止する可能性はありません。5年間ではじめての出来事でした。

そもそも途中で中絶・中止が多発するような病院は何か別のところに問題があるでしょうね。

急性期病棟では手術が毎日あるので手術や麻酔のページを読みこんで勉強していきます。

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