男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

赤字病院は全体の半分以上。しかも増加傾向。これで本当に診療報酬はマイナス改定?

日本病院会が発表した「診療報酬等に関する定期調査」の中に興味深い記述がありました。なんと病院運営の半分以上が赤字運営となっているそうです。僕が思っていたよりも多いです。

平成30年2018年の診療報酬改定は予想通りマイナス改定になりそうですが、これで本当に大丈夫なの?って疑問を書いておきたいと思います。

Hospital

赤字病院は全体の全体の56.5%

全体の半分以上が赤字だなんて多すぎじゃない?って思うんですけど。こうなってくると、僕が働いている病院は黒字経営で期末賞与までありました。それはは経営陣がいろいろと頑張っているからなんでしょうね。感謝!!

で、肝心な「診療報酬等に関する定期調査」の記載は以下の通りです。

平成25年度~27年度通年の経常利益の比較は、赤字病院が毎年増加傾向にあり、平成25年度の38.8%から平成27年度の46.0%へ7.2ポイント増加している。医業利益の比較は、赤字病院が平成26年度の52.5%から平成27年度62.2%へ9.7ポイント増加している

詳しい情報は日本病院会のHPを参照してください。『診療報酬等に関する定期調査』結果報告について

問題なのは増収減益ってところ

ハタラケドハタラケドワガクラシ…。

そうなんです。この定期調査を読み解くと病院全体では増収になっているんです。

つまり患者さんは増えている。検査や手術もたくさん行っている。だから増収。でも赤字。経営の素人からみても良いとは言えない状態ですね。一生懸命仕事をしているのに利益が出ていないんですから。

病院経営については難しい部分もあるんでしょうけど全国の半分以上の病院が赤字になっているという事は診療報酬の部分から考えていく必要があります。そうなってくると税収も含めた政治的な話にもなるので簡単にはいきませんね。

調査の結果とまとめ平成28年度診療報酬改定の影響を本調査の結果報告からみると、診療収益は57.6%の病院が増収、診療単価については、入院で61.2%、外来が70.1%の病院が単価増となっている。一方で、経常利益の前年同月比較では、赤字病院割合が4.0ポイント増加し、前年より減益となった病院は、全体の56.5%を占めており、医業利益についても、赤字病院割合が3.4ポイント増加している

本日のまとめ

hospital

国はお金ないですからね。消費税もまだ先の話です。病院は人件費も高いです。だけど医師や看護師の給料を下げる訳にはいきません。だって人不足なんですから。

そうなってくると解決策としては、今いる人員で効率よくするしかありません。余計な仕事をしている余裕はありません。無駄は徹底的に省いていくしかないんでしょうね。

どのタイミングで好転していくんでしょうか。僕には良い未来は描けませんでした。きっと頭の良い人たちがたくさんの時間を使って考えているんでしょう。僕には思いもつかないような方法で。

なので、目の前の出来ることを一つ一つやっていくしかないですね。