男性医療事務員の戯言

医療事務でメシ食ってます。愛妻家です。

病院でクレジットカード!導入の背景。メリットとデメリットについて

僕が働いている病院では入院も外来もクレジットカードの使用が可能です。もちろんデビットカードや交通系ICカードも対応しています。病院内に銀行ATMが無いことも影響しています。患者満足度の向上にはあった方がいいですね。

今日はクレジットカード決済の導入について病院側の意見としてメリットとデメリットなんかを書いておきたいと思います。

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クレジットカード決済(デビットカードや交通系ICカード含む)を導入するメリット

まずはメリットから。

選択肢が増えることによる患者満足度の向上

カード決済を導入すると患者さんによっては喜ばれます。ポイントがたまるとか、そもそも現金を持ち歩きたくない人もいます。つまり「選択肢の増加」による「患者満足度」の向上です。

現金もクレジットもデビットも交通系ICも可能とすることで病院の受診の動機になるのです。僕なんかはクレジットカードが使えるお店に優先的に行きます。歯医者も美容院もクレジットカードが使えるところに変更しました。

僕みたいな人も多いと思います。

未収金の減少につながる

医業未収金にも大きな改善効果があります。

病院で未収金が発生するタイミングは入院時や救急診療の時です。導入以前は手持ちの現金が不足していたら後日会計になっていました。支払いの選択肢にクレジットカードがあることで未収を防ぐ効果があります。

実際に未収金の件数は減少傾向にあります。医業未収金は大きな問題ですから減少できるのであれば良いですよね。

www.office-iryoujimu.com

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国も導入を推進している

なんかよくわかりませんが総務省のPDFがググったら出てきました。病院でもクレジットカードが使えるようにして!みたいな内容が書いてあります。

別に読む必要はないんじゃないかなwいちおPDFはこちらです。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000105940.pdf

このPDFとは別に国は現金以外の支払いを強く推奨しているのは事実です。僕の次なる目標は仮想通貨の支払対応する事なんですが病院幹部のお偉いさんにはビットコインとは!ってところからスタートなんでなかなか進みません。

いま僕の働いている病院くらいの規模で導入すれば全国的にも珍しいパターンですので開始してデータを集めればいろいろと楽しめるのにね。先行有利。

ビックカメラは対応しています。

www.biccamera.co.jp

クレジットカード決済(デビットカードや交通系ICカード含む)を導入するデメリット

次はデメリットです。

会計窓口の混雑化

これは高齢患者さんが多いのでですが、クレジットカードの支払いに慣れていない患者さんだと暗証番号忘れてしまったり上限額が低くて入院費の支払いができないことがあります。

クレジットカードが何らかの理由で使えない場合も病院で理由はわかりません。Suicaの残高不足もけっこうあります。

会計担当の負担が増える

会計業務が複雑化して負担がふえました。

まぁこれは僕の働いている病院の経理フローが昭和なのが原因です。クレジットカードはデータ管理ができるのが最大のメリットなのにシステム連携ができていないために超面倒くさいことやっています。

クレジットカードは月遅れで入金されますので現金ベースで管理している病院は事務作業が増えます。また決算時などにも影響してきます。自分が担当者になった時に作業の煩雑さに戸惑いました。

会計担当をもう少し長いことやっていたら改善しようと思っていたのですが業務変更があったのでいまもそのままやっているんじゃないかな。

決済手数料は病院負担

決済の手数料が必要になる。

これって結構大きなダメージです。カード会社によっても違いますが5%くらいの決済手数料が必要になります。これは患者さんに請求しませんので病院が支払います。つまり現金で10000円とカードで10000円では病院の収益は違うのです。

病院の収入の中から5%が手数料として持って行かれると考えると躊躇する病院が多いのもわかります。

本日のまとめ

僕が働いている病院ではメリットの効果が多いと判断したためクレジットカード決済を導入しました。

ただ結果としては、高齢者が多い病院なので利用率は想定よりは上がっていません。上記のように未収金は減りましたが手数料もかかっています。そして担当者の作業量は増えています。

なので50点くらいですかね。